コロナ禍による感染症緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が先月の9月30日の期限をもってすべて解除されましたが、本日10月5日(火)の『うたコン』は、6月以来となる有観客での開催となりました。
東京・渋谷NHKホールが、2021年3月~2022年6月まで改修工事のため、有楽町の東京国際フォーラムからの放送となっています。
先週はまだ涼しい日もあったのですが、今週は夏のように暑くなっています。ただ湿度が低く蒸し蒸ししていないので、少しは過ごしやすく感じます。
東京国際フォーラムへの到着は19時ごろになりましたが、人数制限をしているためでしょうが、入り口付近の人が少なく感じられます。
コロナ禍のため体温測定やアルコール消毒をして入場になります。
座席は1階37列目でしたが、前列から20列ほどは空席にしており、また人数制限のため周囲も空席が多いため、ストレスなく、ステージもとても見やすいです。
うたコンのテーマ「特集 ふるさとに思いを馳せて」
今日の『うたコン』、テーマは「ふるさとに思いを馳せて」でした。オープニングは八代亜紀さんの「舟唄」ではじまりました。30年ほど前の楽曲ですが、八代亜紀さんの魅惑の声、その上、天性の歌のうまさで聞き入ってしまいます。「舟唄」は歌詞も良いですが、メロディが最高で歌の情景が浮かんできます。
続いて福田こうへいさんが「津軽じょんから節」、水森かおりさんが「熊野古道」を歌われました。福田こうへいさんの民謡はいつ聞いても素晴らしいですね、その上福田こうへいさんにはやっぱり三味線が似合います。
また水森かおりさんの「熊野古道」、曲を聴いていると那智の滝、熊野大社、折り重なるような熊野の山々が思い浮かんできます。
次に森高千里さんが「この街」を歌われました。30年ほど前の楽曲ですが、曲を聴くたびに生まれ育った故郷を思い出しますし、この頃の出来事を思い出します。グッとくる素敵な歌詞ですね。でも森高千里さん、年齢重ねられても可愛いままですね。
続いて、山崎育三郎さん、尾上松也さん、城田優さんの三人によるユニットIMYが、「奏 ~ 数多の未来と愛」を歌われました。スキマスイッチの「奏(かなで)」とIMYのオリジナル楽曲の「数多の未来と愛」。山崎育三郎さんのピアノ演奏もよかったし、3人とも歌唱力が高く、胸に染みわたりました。今後の活躍に期待です。
次にDISH//が「猫」を歌われました。「猫」はDISH//のヒット曲ですが、ボーカルの北村匠海さんんの良い声で、何度聴いても癒しを感じる良い曲ですね。
そして、番組終盤では今年リリースされた曲ということ、福田こうへいさんが「男の残雪」、水森かおりさんが「笑顔でいようね」、King & Princeが「恋降る月夜に君想ふ」、岡本知高さんが「World in union」を歌われました。
福田こうへいさんが「男の残雪」というタイトルにふさわしく、堂々たる歌唱で、歌唱力も抜群で聞き入ってしまいました。
水森かおりさんの先月発売された「笑顔でいようね」。水森かおりさんといえば、“ご当地ソング” を思いうかべますが、「笑顔でいようね」はポップス調のとてもさわやかな歌ですね。
「恋降る月夜に君想ふ」は、King & Princeの平野紫耀さん主演の映画の主題歌ですが、歌唱中のパフォーマンスも目を引きました。
ラストは、男性でありながら女性ソプラノの音域を持つソプラニスタの岡本知高さん。岡本知高さんといえば、歓談時に紹介されたように東京オリンピック2020の閉会式で「オリンピック賛歌」歌われました。目をくぎ付けにする圧巻のパフォーマンスでした。
今日歌われた「World in union」、平原綾香さんの名曲「Jupiter(ジュピター)」の原曲で、ラグビーワールドカップの大会オフィシャルソングです。
生で岡本知高さんの歌を聴くと、歌声にただただ圧倒されました。また曲終盤では、眩いばかりのステージのライトも相まって、歌声で心や体を震わされているような感覚になりました。とにかく岡本知高さんの生歌は凄いです。
今日の『うたコン』の出演者及び曲目は以下の通りでした。
「舟唄」- 八代亜紀
「津軽じょんから節」- 福田こうへい
「熊野古道」- 水森かおり
「この街」- 森高千里
「奏 ~ 数多の未来と愛」- IMY
「猫」- DISH//
「男の残雪」- 福田こうへい
「笑顔でいようね」- 水森かおり
「恋降る月夜に君想ふ」- King & Prince
「World in union」- 岡本知高
コロナ禍になってから本番の生放送終了後の会場だけのアンコールのアトラクションはなくなりました。でもまた以前のような日常になったら復活してほしいですね。